【松山市】用途地域とは？

 

 

こんにちは！

サンエイ不動産です。

 

 

 

土地探しといっても、マイホームを建てる土地であったり

お店や病院などを建てるため、あるいは工場を建てるため、、

というように用途はさまざまですよね。

 

住宅や商業施設、病院、学校、公園、工場などをどこにでも自由に建てることができると

街はごちゃごちゃになってしまい、住みづらくなってしまいます。

 

そこで効率的かつ健全な発展のために都市計画法に基づいて

用途に応じて土地をエリア分けしたものが『用途地域』です。

大きく分けて住居系・商業系・工業系があり、それぞれを細かく分けると全部で13種類あります。

 

それぞれの特徴をおおまかに紹介します。

〈１〉第一種低層住居専用地域

低層住宅のための地域で、建物の高さは10mや12mに制限される。小中学校なども建てられる。また、床面積５０㎡以下の店舗は建てられるが、この規模では一般的なコンビニは建てられない。

〈２〉第二種低層住居専用地域

主に低層住宅のための地域で高さ制限は〈１〉と同じ。床面積は１５０㎡までの店舗が可能になるので、コンビニや飲食店が建てられる。

〈３〉第一種中高層住居専用地域

中高層住宅のための地域。高さ制限なし。店舗は２階建て以内かつ床面積５００㎡までなら建てられる。大学などの教育施設や病院、神社やお寺などが建てられる。

〈４〉第二種中高層住居専用地域

主に中高層住宅のための地域。建築可能な建物の種類は〈３〉と同じだが、２階建て以内かつ１５００㎡までの店舗や事務所などが建てられるので、中規模商業施設なども可能。〈３〉と比べると生活利便性はよい。

〈５〉第一種住居地域

住居の環境を守るための地域。３０００㎡までの店舗、事務所、ホテルなどが建てられる。上記４つの地域と比べて商業施設が多いため利便性が良く、にぎやかな地域。

〈６〉第二種住居地域

主に住居の環境を守るための地域。〈５〉で建築可能な建物に加えて、ボーリング場や10000㎡以下であればカラオケボックスやパチンコ屋などが建てられる。

〈７〉準住居地域

道路の沿道において、自動車関連施設などの立地とこれを調和した住居環境を保護するための地域。車庫や倉庫、床面積１５０㎡以下の自動車修理工場や客席部分２００㎡未満の劇場や映画館なども可能。

〈８〉田園住居地域

農業と調和した低層住宅の環境を守るための地域。建物の制限は〈１〉と似ている。その地域で生産された農作物を使用する場合は床面積５００㎡までの直売所やレストランなどが建てられる。

〈９〉近隣商業地域

周りの住民が日用品などを購入するための地域。住宅や店舗などに床面積の制限はなし。１５０㎡以下の危険性がなく環境悪化の恐れがない工場なら建てられる。

〈１０〉商業地域

銀行・映画館・百貨店・飲食店などが集まる地域。風俗施設や小規模の工場も建てられる。住宅も可能だが、あらゆる施設が建てられるため利便性が高い一方、騒々しい地域となる。

〈１１〉準工業地域

おもに軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域。危険性や環境悪化の大きい工場以外は建てられる。

〈１２〉工業地域

どんな工場でも建てられる地域。住宅やお店は建てられるが、学校・病院・ホテルなどは建てられない。

〈１３〉工業専用地域

工場のための地域。どんな工場でも建てられるが、住宅などは建てられない。

 

このように用途地域は細かく建物の種類や高さ広さの制限があるので

それぞれの地域によって、街の利便性やにぎやかさが変わってきます。

 

自分がどんな暮らしをしたいのか考え、それにあった用途地域を選びましょう。

たとえば、閑静な住宅地がいい場合は〈１〉第一種低層住居専用地域に一戸建てを建てたり

とにかく利便性を求める場合は〈１０〉商業地域の分譲マンションを購入したり。

 

用途地域を知っていれば、自分の建てたい家やお店が可能なのか判断ができるだけでなく

その地域へ行ったことがなくても、ある程度の景観や利便性を想像することができます。

 

松山市で家探しや土地探しでわからないことがあればサンエイ不動産へ！何でも気軽にご相談ください。